メジャー挑戦を目指す楽天?田中将大投手(25)が、17日に新ポスティングシステム(入札制度)を利用することを球団に申し入れた。楽天はこれを容認するか検討中で、間もなく答えが出る見込みだ。
メジャーリーグ機構(MLB)と日本野球機構(NPB)の交渉が難航を極め、ようやく正式発行に至った新ポスティングシステムだが、その内容はいったいどのようなものなのか? 旧制度との違いとは何なのか? そして、
ニューバランス996楽天が容認した場合、田中はどのような流れで海を渡るのか? 新制度の有効期限は3年間で、来オフには広島?前田健太投手(25)のメジャー挑戦も有力視されているだけに、その仕組みを知っておきたいところだ。
楽天が田中のポスティング利用に難色を示している最も大きな理由は「譲渡金が上限2000万ドル」に収められた点だ。旧制度では上限がなく、松坂大輔、ダルビッシュ有には5000万ドル以上の値が付いた。
新制度は今年11月に1度は基本合意に達しながら、日本の選手会の異議などで正式締結に手間取り、その後、MLB側が一方的に取り下げている。その時の内容でも、入札1位と2位の中間が最終落札額となっていた。上限がなければ、田中の落札額は7000万ドル(約70億円)以上と評価されており、しかも複数球団が同程度の額を入れると言われていた。楽天には、この1か月で50億円程度の損失があったことになる。
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